物静かで不器用。だが、その言葉と行動が周 りの人に素敵な影響を与えていく町田くんを 初演に続き川﨑皇輝が好演。関わった人全員 が好きになってしまうという不思議な魅力を 持つ町田くんを自然体で演じ、観客を作品の 世界に没入させてくれた。随所に披露される 川﨑をはじめとしたキャスト陣の歌もストレ ートに響き、さわやかな感動を与えてくれた。
STAGE REPORT
with SPECIAL INTERVIEW
ミュージカル
『町田くんの世界』
ミュージカル
『魔女の宅急便』
台湾公演
ミュージカル
『町田くんの世界』
川﨑皇輝
Koki Kawasaki
STAGE REPORT
町田くんの不思議な魅力をナチュラルに表現
SPECIAL INTERVIEW
ターニングポイントとなった大事な作品
再演が決まったときは、すごくうれしかった。初演をたくさんの方に楽しんでもらえたからこそだと思うから。キャストだけじゃなく、スタッフチームも初演からのメンバーが多かったおかげで最初からチームワークはできあがっていたし、前回を踏まえたうえで、今回はもっとこうしよう! という共通認識がみんなの中にあった。すごく細部まで具体的に詰めることができたと思うし、作品の完成度に繋がったんじゃないかな。
それに僕自身が前回からの2年間で、たく さんの経験を積めたことも大きかった気がす る。初演のときは、まだ主演の舞台経験が1作品だけだったんだけど、そこからいろいろな作品に出演させていただいた。その経験が生きたところは間違いなくあったと思うし、この『町田くんの世界』は、初演、再演と任せていただいたこともあって、僕にとってひとつのターニングポイントと言えるくらいとても大事な作品になった。自分が出演している側なのに、毎回ラストで感動しちゃうくらい、本当にいい話。だから、もし今後も機会があるなら、ぜひまた関わりたいと思っている。そして、これからもいろいろな舞台を経験してもっと成長していきたい。まずは11月、『百鬼夜鏡』への出演も控えているしね。この作品もゼロから作るオリジナルストーリーだし、演出が堂本光一くんということにもワクワクする。大事な役を担うから、緊張するけど、すごく楽しみだよ。
ミュージカル
『魔女の宅急便』
台湾公演
北川拓実
Takumi Kitagawa
STAGE REPORT
言葉の壁を越えて伝える、少年のきらめき
空を飛ぶことに憧れる少年・トンボのみずみずしさを好演した北川。13歳の新米魔女・キキ(山戸穂乃葉)の空飛ぶ魔法に夢中なトンボはキキを無自覚に振り回すが、お互いに助け合い、大人への一歩を踏み出していく。北川はその成長をコミカルかつ丁寧に表現。伸びやかな歌声とキレのあるダンスでも、トンボの愛すべきキャラクターを伝えていた。
SPECIAL INTERVIEW
初めて尽くしの海外公演で自信が付いた
誰もが知っているトンボ役に憧れがあったし、先輩から受け継がれてきた役でもあるから、出演が決まったときはうれしかった! ただ外国での約1カ月公演というのが、最初は不安だらけ。一番心配だったのは言葉が通じないこと。だからこそ稽古では、いかに身体を大きく使って表現できるかを大事にした。本番でトンボが登場して笑いが起きたときは、言葉が分からなくてもお芝居は伝わるんだと実感できて、すごく自信になったよ。
言葉が伝わりにくい分、歌のプレッシャーも大きかった。最初の歌でトンボの印象がすべて決まると思って、本番期間も毎日、お客さんが入る前のステージで本番と同じ動きで歌ったり、開演直前まで声出しをしたりした。ダンスも好きだから、大きな劇場のど真ん中でソロのダンスパートを踊れたのは楽しかったし、そこに立つ責任の重さも感じた。 実は海外に行くこと自体が初だったから、最初に「パスポートを取っておいて」と言われたときは、お仕事で海外に行けることがうれしいと思いつつ、少し怖かった(笑)。ひとりでのご飯はなるべく日本のチェーン店に行っていたけど、お金の数え方が分からなくて毎回レジで必死。小籠包や魯肉飯のお店に入るときはドキドキだった! でも道に迷っていたら話し掛けてくれたり、コインランドリーの使い方を教えてくれたり、台湾の人たちから親切にしてもらった。貴重な経験ができた今、これから何でもできそうな気がしているよ!